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デトックス

「デトックス(=排毒)」は、体に蓄積した有害重金属を体外に排出する治療法で、一般の方にはあまりなじみのない言葉ですが、アンチエイジング領域では非常に注目されています。

今、地球は様々な産業化学有害物質で汚染されており、私たちの体も日々汚染物質に曝されています。有害物質の多くは体内で解毒され排出されますが、水銀、アルミニウム、鉛、砒素、ベリリウム、カドミウムといった有害重金属は解毒されずにさまざまな臓器に蓄積し、障害を与え、神経機能障害、免疫力低下、肝・腎機能障害、代謝障害、肥満、動脈硬化、疲労・肩こり、消化器症状、貧血などを引き起こすと言われています。
運動してもなかなか痩せない・・・、もしかしたら、こういった有害重金属の蓄積により「痩せにくい体質」になっているのかもしれません。

体内への重金属の蓄積状態は、血液検査でもわかりますが、毛髪に含まれる重金属量を測定することで知ることができます。
検査で体内の有害重金属の含有量が多く、なんとなく体がだるい、疲れがとれない、太りやすいなどの症状がある方は「デトックス」を考えてみてもよいのではないでしょうか。

デトックスにはサプリメントによる経口法とキレーションと呼ばれる注射法があり、経口法は有害重金属を吸着する物質の合成を促進するメチオニンやシステイン、排毒効果があるとされているセレニウム、亜鉛を含むサプリメントを、注射法は重金属を吸着するキレート剤を点滴で直接血管内に投与する方法が用いられます。

その他、岩盤浴にもデトックス効果があり、継続して行うことで体内の有害重金属が減少するということが知られています。また便秘がちの人は、食物に含まれる有害重金属が長時間腸管内にとどまるため、デトックスの一環として下剤や腸内洗浄による排便コントロールを考える必要があります。

「自分もデトックスが必要なのでは?」と考えている方、まずは体内の有害重金属測定を行ってみましょう。

カテゴリ:アンチ・エイジングのこと  2007.04

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