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運動後の体のケアについて

メタボリックシンドローム予防の重要性が知られるようになり、「最近運動をはじめた」、「これからはじめてみようと思っている」という中高年の方も多いと思われます。 運動すること自体はよいのですが、「若いときはこれぐらいできていた」と、ついつい急に無理な運動をしてしまい、捻挫や膝を痛めたりで結局運動が続かなかったという方も多いのではないでしょうか?
今回はこういった運動後の筋肉痛や関節痛のケアについてのお話しです。

お風呂でマッサージでもしておけば・・・と考えている方も多いかと思いますが、患部に炎症がある場合、温めたりマッサージすることでかえって炎症を長引かせてしまうことがあります。こういう場合はまず患部を冷却することです。冷却することで、組織の代謝を抑え、必要な酸素を減少させることで低酸素症を防ぎます。これにより患部の痛み、けいれん、脹れを抑えることができます。

冷却の仕方ですが、氷を使ったアイスバッグを患部に直接当てることが最良の方法ですが、あまり長く当てすぎるとかえって組織がダメージを受けることになりますので、長くても20分までにとどめます。そして寝るまでにこれを1時間ごとに行います(軽い痛みであれば1~2回行えば十分です)。膝や足首のひどい捻挫の場合は、この冷却を3日間行いましょう。3日間行えば、大抵の炎症はおさまってきます。

炎症がおさまれば、次は積極的に患部を温めましょう。熱を加えることで、組織の血流は増加し、代謝も活性化され、損傷部位の修復が促進されます。患部の温熱にはお風呂やマッサージも効果的ですが、深部温熱効果の高い近赤外線を用いた光線治療器などを併用するとなお効果的です。 温熱療法の後は徐々にリハビリテーションを始めましょう。
運動後の筋肉痛、関節痛は受傷直後から適切な処置をすることで早期回復、運動への早期復帰が可能です。思い込みではない正しい処置を行うことが重要です。

しかし久しぶりに運動する場合は、何よりも急激な運動は避け、徐々に体を慣らしていくことを心がけましょう。

カテゴリ:アンチ・エイジングのこと  2007.09

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